洋服の気になる臭いをどうにかしたい人必見！消臭スプレーの基本の使い方をご紹介

洋服に食べ物やタバコなどの臭いが付いてしまい、困った経験がある方も多いのではないでしょうか？特にコートやスーツなど、簡単に洗濯できないものなら尚更対処に困ってしまいます。そんなときに役立つのが、布用の消臭スプレーです。布用消臭スプレーの基本的な使い方や使用上の注意点をご紹介します。

消臭スプレーの特徴

布用の消臭スプレーとは、洋服などに染みついた嫌な臭いを除去するアイテムのことです。一般的には、臭いの原因となる物質を取り込んで分解する「無臭化タイプ」や、香料でマスキングをする「フレグランスタイプ」が存在します。また、消臭スプレーにはアルコールが含まれている製品も多く存在します。アルコールには速乾作用があり、洋服に吹きかけた液体がすぐに乾燥するのが特徴です。除菌効果も期待でき、洋服に付着した菌を取り除くことも可能です。

消臭スプレーの選び方

消臭スプレーにはさまざまなタイプがあるため、選び方に悩んでいる方は多いでしょう。ここからは、消臭スプレーの選び方をご紹介します。臭いの種類や使い勝手に合わせて、消臭スプレーを選んでみてください。

香りの有無

消臭スプレーには、主に無香料タイプと香りつきタイプの2種類があります。タバコや食べ物などの頑固な臭いが付いた時は、他の香りと混ざってしまうとさらに不快な臭いになることが多いため、無香料タイプがおすすめです。一方、フレグランスミストとして使用したい場合は、香りつきタイプがおすすめです。香りつきタイプには、臭いの原因菌を除去したうえで香りを付与するタイプと、悪臭をマスキングするだけのタイプがあるので、どちらに該当するかはあらかじめ確認しておきましょう。

スプレーの細かさ

消臭スプレーは噴射するミストの粒子が細かいほど、まんべんなく消臭できます。また、粒子が荒いと液体が床にまで散ってしまうことがあるため、使い勝手の面でも粒子の細かいタイプを選ぶのがおすすめです。

プラスアルファ(＋α)の効果で選ぶ

消臭スプレーには嫌な臭いを除去するだけでなく、洋服のシワ取り効果があるタイプや、静電気を防止するタイプがあります。用途に合わせて必要な効果を備えている製品を選びましょう。

消臭スプレーの使い方

消臭スプレーは、臭いの強さによって使い方が異なります。布用の消臭スプレーがどんな製品に使えるのかも合わせて、使い方を確認していきましょう。

消臭スプレーが使える布製品

布用の消臭スプレーは、コートなどのアウターやスーツ、制服、運動靴など簡単に洗えないものに使用できます。そのほかにも、生乾き臭が気になる洗濯物にも有効です。洋服以外だと、カーテンやカーペット、車の布製シートなどにも使用できます。

消臭スプレーの基本の使い方

強い臭いを除去したい時

消臭スプレーは、洋服に臭いが染み付く前に使用することでより高い効果を発揮します。飲食店などで臭いが付いてしまった場合は、帰宅直後に対策するようにしましょう。消臭スプレーを噴きかける時は、洋服から20～30cm程度離して使います。この時、服の表面だけでなく繊維の中までスプレーが行き渡るようにたっぷり噴きかけるのがコツです。スプレーを噴きかけた後は、手で軽く揉んで消臭成分を洋服に染み込ませます。十分に消臭成分が行き渡ったら、ハンガーにかけてしっかり乾燥させましょう。

少しだけ臭いが気になった時

お出かけ前にコートやスーツのちょっとした臭いが気になってしまうこともあるでしょう。そんな時は、臭いが気になる部分に狙いを絞って少量噴きかけるのがおすすめです。繊維の中まで湿ってしまうとすぐに着用できなくなってしまうので、軽く湿る程度で留めておくようにしましょう。

消臭スプレーの注意点

最後に、消臭スプレーを使う時の注意点をご紹介します。安全に使用するためだけでなく、お気に入りの衣服や布製品を守るためにも大切なことなので、使う前にしっかりチェックしておきましょう。

目や口に入らないようにする

消臭スプレーは、目や口などの粘膜に入らないように使用しましょう。消臭スプレーには基本的に有害な影響を及ぼす成分は入っていませんが、皮膚の弱い部分に付着することで炎症を起こす可能性があります。万が一、目や口に入ってしまった場合は、流水で充分に洗い流すようにしてください。

人やペットに直接かけない

布用の消臭スプレーは、人体に噴きかけてはいけません。肌に触れることで炎症を起こしてしまう可能性があります。体臭や汗臭などを除去したい場合は、専用の消臭スプレーを使用するようにしましょう。また、犬や猫などのペットに直接噴きかけるのもNGです。布用の消臭スプレーは、洋服やカーテンなどの布製品にのみ使用してください。

水に弱い素材は要注意

消臭スプレーはあらゆる布製品に使用できますが、絹やレーヨンなどの水に弱い素材に使用する際には注意が必要です。水に濡れることで縮んだり色落ちしてしまったりする可能性があります。そのため、水洗い不可の表示がされている洋服への使用は控えるのが無難です。どうしても使用したい場合は、目立たない部分で縮みや色落ちがしないかを確認したうえで使用しましょう。

消臭スプレーを噴きかけた後はすぐに収納しない

消臭スプレーを噴きかけた後は、ハンガーに吊るして完全に乾かすのが鉄則です。湿った状態のままタンスやクローゼットにしまうと、雑菌が繁殖してしまいます。しっかり乾いたことを確認してから収納しましょう。また、ベッドやソファーに噴きかけた際も、濡れた状態で使用するのはNGです。雑菌が繁殖する原因になるので、しっかり乾いてから使用してください。

洋服の気になる臭いは消臭スプレーで手軽に対策しよう！

洋服の気になる臭いを除去したい時には、布用の消臭スプレーがおすすめです。タバコや食べ物などの強烈な臭いが付いてしまった場合は、臭いの原因を取り込んで分解するタイプの消臭スプレーで対策をしましょう。効果的に使うためにも、繊維の中まで行き渡らせることと、使用後はしっかり乾かすことを意識してみてください。